☆地盤調査☆

最悪な地盤と判明 2002年9月下旬
とんだなりゆきで土地を購入することになった。そんな思いとうらはらに、これで永住の地が決まった!もう土地探しはしなくてすむ、ほっとした気持ちもあったのも事実。とにもかくにも、購入してしまったのだから先に進まねばならない。実は、土地を探し始めてまもなく、契約寸前までいった土地があった。その時会社を通じてあるハウスメーカー(Mホーム)を紹介してもらい、見積間取りなど簡単に作ってもらった。Mホーム営業のYさんは本当に私たちのことを思ってくれるいい人だった。この人にまかせれば大丈夫だねと家族で話し合っていた。
当然のごとく、今回も土地を購入にいたりYさんに見積を依頼した。まずは地盤調査をしなくてはということだったが、片方ががけになっているため造成することになっていたので、造成込みの見積を依頼。しかーし、ハウスメーカーで造成までやると
しっかりやりすぎるくらいするので他の業者でやってもらったほうが安くつく…といわれた。本当なら家と造成と一緒にするのが筋らしいが、それならと会社と取引のある建設会社に見積依頼をした。その会社の方も快く受け入れてくれたが、うちも家のほうがメインなんだよね〜と付け加えられた。当然だよね。今思えばこのころから少しずつYさんへの絶大なる信頼が薄れ始めていた。
結局、造成のため地盤調査は建設会社の方でしてもらったほうがいいとYさんに言われ、二度手間になるとのこともあり、そのデータをもとにMホームに地盤改良の見積を出してもらうことになった。しかーーーし!大問題発生!
なんとここは大昔40〜50年前ゴミ捨て場だったのだ!というか勝手にゴミを捨てられていた場所だったのだ!ガラが土中にあると不同沈下の元になる。区役所にいったりしていろいろな方に聞きまくった。役所の方がいうにはすでに何十年もたっているので家をたてるには問題ないと。土地の強度自体はちゃんとあるから大丈夫ですと…。うちの場合は造成をするときにガラは半分以上撤去されることになるので大丈夫であろうとのこと。他の区画の人はこのこと知っているのかな……。

地盤改良どーなるの?! 2002年10月中旬から12月中旬 
(見積にかなりまたされた!どうしてくれるMホーム!)

あまりいい顔されなかったけれど、金額的にもお安く造成してくれるというので会社がらみの建設会社にお願いすることにした。一方、家の間取りや仕様、地盤改良の見積も同時進行していた。
MホームのYさんが間取りをもってきてくれるがいまいち気に入らない。一番の大きな原因は、以前購入したかったが売り主が相続からみで共同所有だったため一人が売りたくないといいうってもらえなかったという土地があった。その時にその土地用に間取りを作ってもらったものを少し変えて持ってきたからだ。土地がまったく変わっているんだから、新しいものにしてほしかった。Mホームからすれば規定の商品であれば安くしあげられるのでなんとかそこにもっていきたいのだ。仕様もくわしくいってくれないし、標準でもいいものがついていますというだけだった。こちらから質問すればもちろん答えてくれるが、キッチンにしてもMホームオリジナルを進めて、松下電工やイナックスなどメーカーのものは予算が〜などといわれ却下されてしまったのだ。そんなこともちょっと不満に思い始めていた。有名ハウスメーカーとはこういうものなのかと。Mホーム自体がネームバリューがどうのといってるくらいだから…。
それと同時に上記に書いたように地盤がわるいため地盤改良が必要だった。その見積をまっていた。家の予算だけでなく、プラス改良がどのくらいかかるのかまったくわからなかったからだ。はじめは100万円くらいだといわれていたのでそのくらい見積もっていた。
土地の契約をしたのが9月17日。Mホームと改良の金額の話をしていたのが10月初旬。なかなか見積があがってこなかったが、どんどんとMホームが家の設計や仕様など煮詰めていった。別のハウスメーカーがあいみつをとってくれといってきて(土地購入先から情報を得たらしい)間取りが気に入っていなかったので、とりあえず間取りと見積を依頼した。そこでもらったまどりの方が気に入ったのでそれをMホームのほうに少し修正して作ってもらった。(それでもMホームは設計料をとるつもりだった)
10月中旬、改良は250万円くらいになるかもしれないという。支持層が30m下にあるのでどういうやりかたがいいのか3社に依頼をして検討しているという。早く造成したいのに、見積もでなければ先にすすめない。予算オーバーじゃ家がたたないじゃないよ〜!
約1ヶ月またされた10月の終わり、11月のはじめだったか、地盤改良の見積がでたとMホームのYさんから電話が。やっとかー!で、いくら?なっなっなんと1千万近くの金額をいってきたのだ!「そんなお金払えるわけないのYさん分かりますよね?!」と夫。安全面からすると30mの支持層まで杭をうたないと家はたてられないという。そんな〜だって隣の家はたってるじゃん!このときYさんへの信頼は一気に崩れ去ったのでした。
Mホームはそんないい加減な家はたてられないからこの方法しかないという。おそらく当時神戸大震災でMホームの建てた家が地盤改良をしなかったため崩壊した裁判があり、Mホームが負けたばかりだったのだ!ニュースでも大きく扱われていた。なのでMホームは必要以上の地盤改良をしようとしているのはみえみえだった。お客様の身になってちゃんと考えてよ〜!
この時点でMホームでたてることは止めることにした。しかし、問題があったのだ。以前契約寸前までいった気に入った土地の件があったとき、この土地が契約成立したおりにはMホームでたてるという約束として契約金を100万円振り込んでいたのだ。これはその土地が当然だめになったら返却してくれるということで振り込んだのだ。私たちもいずれMホームでたててもらうと思っていたのであえて土地がだめになったときに返却してもらわなかったのだ。